悪質業者の1件で、住宅関連の業者には用心深くなった。
しかし、僕の太陽光発電への興味は大きくなっていた。
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1ヶ月後、一人の営業マンが訪ねてきた。
サワヤカな感じの若者だった。
名刺には、京セラと書いてあった。
(また 悪質業者かも・・)
と用心しながらも話を聞いてみた。
しかし、前と違って 売り込みらしき言葉はない。
「ご興味がおありでしたら、調査をさせていただければ、お見積りします。」
と言う。
(調査って、なんだ?)
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彼が言う、調査とは、
1.まず、太陽光発電のシステムが導入できる家なのか?
(家の形状・屋根の形状・傾斜・カワラの質など)
2.1日の日照を調べ、発電が問題なく出来るのか?
3.屋根に発電パネルをどのように置けば効率が良いのか?
4.家の中の太陽光発電のシステム機器(接続器、切替器、配電盤)を
どのように配置するのか?
を調査するということだった。
(悪質業者の時には、こんなハナシは一切出なかった。)(^^;)
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それぞれを説明すると、
1.まず、太陽光発電のシステムが導入できる家なのか?
(家の形状、屋根の形状・傾斜、カワラの質など)
僕の家は、オール電化にしたけれど、
太陽光発電を前提に作った家ではない。
家の形状や、屋根の形状、傾斜、カワラなどによっては、
太陽光発電に向かない家もあるのだ。
そういう家では、発電効率が低くなるので、
導入をあきらめた方が良い場合もあるということだ。
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2.1日の日照を調べ、発電が問題なく出来るのか?
地域によっては、1年を通して晴れの日が少なく、日照が悪い場合。
また、山や建物によって陰になり、光が射さない時間が長い場合。
このような場合、太陽光発電を導入しないこともある。
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3.屋根に発電パネルをどのように置けば効率が良いのか?
「家の設計図を見せてください。」と言われた。
発電パネルにはいろいろなサイズや形があり、
どのパネルをどのように配置すれば、
最も発電効率が良くなるかを検討してもらった。
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4.家の中の太陽光発電のシステム機器(接続器、切替器、配電盤)を
どのように配置するのか?
太陽光発電はパネルだけでなく、発電された電気を集める接続器や、
電力会社の電気を買ったり余った電気を売ったりする切替器も必要だ。
配電盤の変更をすることもある。
それらの機械を家のどこに配置するかを決める。
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以上の調査をして、見積りが出てきた。
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対応がしっかりしていたので、信頼できる数字だった。
見積り金額は約300万円という金額だった。
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「5話 迷い・300万ですか・・・」へ 続く
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